ながさわ鍼灸治療院のブログ<2011.09.09記事>頭痛について

■ ながさわ鍼灸治療院のブログ

ながさわ鍼灸治療院の”ながさわダイアリー ”にて
2011.09.09の投稿記事です。

 ■ 頭痛について

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頭痛は辛い症状です。どうしてこんなに辛いことが起こるのかとお思いの方もいらっしゃるでしょう。最近では小学生でも頭痛を訴えることがあります。

頭痛には大きく分けて3種類あります。片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛です。頭痛の多くが片頭痛と緊張性頭痛で、群発頭痛は少数です。頭痛の種類によって対処法も違ってきます。

■ 2011.09.09投稿記事・頭痛について

頭痛は頭部の痛みの総称です。神経への刺激により発生しますが、刺激を受ける局所の部分だけではなく、広い範囲で感じられることもあります。痛みの起こり方や程度はさまざまです。

 

鍼灸が適応となるもの・ケース①

・頭の横側の両方が痛い
・長く続く
・ズキンズキンと拍動はしない
・頭が重い
・圧迫される感じ
・締め付けられるような感覚
・肩こりを伴う
・めまいを伴うこともある。
→『緊張性頭痛』
・・・筋肉の緊張をゆるめて、循環を良くしましょう。多くの場合はお風呂に入ったりして身体の血液の循環を良くすると緩和します。

 

鍼灸が適応となるもの・ケース②

・ ズキンズキンと拍動を感じ
・ 多くは左右のどちらかに起こる
・ 発作のように起こり数時間続く
・ 月に1~2回くらいの頻度で起こる
・ 激しくなると吐き気などがする
・ 頭痛が起こる前に目の前がチカチカする
・ 回転性のめまいが起こる
・ 肩こりも伴う
→『片頭痛
・・・自律神経の安定をはかり、血管の運動を安定させる。多くの場合は光の少ない暗めな場所で安静にすることで緩和します。チョコレート、チーズ、赤ワインを食すると痛くなる場合があるので注意しましょう。

 

鍼灸が適応となるもの・ケース③

・ 眼、耳、鼻、歯などに異常が起きて、そこからくると思われるもの
→『二次性の頭痛』
・・・根本の原因が鍼灸適応ならば原因を解決することにより改善します。

*上記の症状はヒントとしてご利用頂き、診断は医療機関へ委ねるようお願いいたします。

 

□ツボの救急箱より応急処置のヒント

応急処置として、簡単にわかるツボをいくつか紹介しております。

☆ 目と頭が痛い場合
▲天柱<テンチュウ>(→後頭部の中央、髪の生え際の両側にある太い筋肉のすぐ外側)を、親指で痛みを感じない程度に押して、大きく息を吐き出してください。これを5回繰り返します。
▲風池<フウチ>(→両耳の後ろにある大きな骨の後ろのくぼみ)も同様に行ってください。

☆ 目の疲れがある場合
▲太陽<タイヨウ>(→コメカミのくぼみ)を、人差し指で痛みを感じない程度に、指先は固定して円を描くように、10秒押して10秒離します。これを3回繰り返してください。