ながさわ鍼灸治療院のブログ<2011.09.01投稿記事>シャンパンメーカー「クリュッグ」

 

■ ながさわ鍼灸治療院のブログ

ながさわ鍼灸治療院の”ながさわダイアリー ”にて
2011.09.01に投稿した記事です。

 

■ シャンパンメーカー「クリュッグ

現在、私は鍼灸師として鍼灸治療院を営み治療させていただいているのですが、転職する前は全く違う職種の仕事をしていました。航空会社に勤務することにより海外に在住しておりました。その時に休みを利用して近隣の国に旅行によく出ていました。ワインソムリエの資格を取得してからはワイン畑を中心に旅をすることが多かったです。その時の記事です。シャンパーニュ地方は非常に楽しいところです。シャンパンメーカーを巡ったのですがそれぞれのシャンパンメーカーに事前に予約が必要で、なかでも「クリュッグ」は事前に”なぜ見学したいのか”の作文のようなものが必要だったのが印象的です。訪れた結果としては他のシャンパンメーカーとはやはり格段に印象が違いました。一族でシャンパンを製造していて非常にプライベートな印象でした。大好きになりました。

■ 2011.09.01投稿記事・シャンパンメーカー「クリュッグ」について

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クリュッグ
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クリュッグの社長室

Krugクリュッグ>とはシャンパンメーカーのひとつです。

「帝王」の名を持つ世界一のシャンパーニュといわれています。シャンパン党なら誰でもクリュッグが一番であることは知っていますし、シャンパンはクリュッグしか飲まないという熱狂的な“クリュギュスト”なる言葉が存在するくらいクリュッグは質の高いシャンパンなのです。それだけに値段もシャンパーニュの中では1番高いものです。

ドイツに住んでいたのでワイナリー巡りには最適です。晴れてソムリエになり、一番初めに訪れた場所はフランスのシャンパーニュ地方でした。クリュッグを見学試飲した時の話をします。

シャンパンメーカーを見学や試飲するには予約が必要でした。個人で出向いたためかもしませんが。いくつかの会社に予約を入れたメーカーの中でクリュッグだけは事前予約の際に見学したい理由のレポート提出がありました。友人と半信半疑な気持ちのなか、見学したい気持ちを書きファクシミリで送信し返答を待ちました。許可が下りた時はなぜだか涙が出そうでした。心理作戦にはまったのでしょうか。でも、冷静に考えて「ダメってあるのだろうか・・」と友人と話した記憶があります。

見学と試飲の時も何かの交渉が始まるのではないかと思われるような工程です。予備部屋での待機時間がありその後社長室のようなところでお話と試飲がありました。試飲はその社長室のような部屋で会社側の方と私たち2人だけ行われます。重厚感たっぷりです。

クリュッグは1843年にランスに設立されたシャンパン・メゾンで、ドイツ系のジョセフ・クリュッグが設立し現在は6代目だそうです。写真は試飲をさせてもらった社長室のようなところに飾ってあったものでクリュッグファミリーとのこと。

緊張のせいか格別な味がしたような気がしました。またもや心理作戦にはまったのでしょうか。しかし、クリュッグは「帝王」です。“ボトルを開けたとたんに芳香かつ重厚な香りが部屋の隅にまで瞬時で届くことだろう”と言われるシャンパンでがまさにその通りでした。

メゾンの門を出るときには“クリュギスト”になる決心を出ることになるのは私だけではないはず。