ながさわ鍼灸治療院のブログ<2018.05.26投稿記事>東洋医学について

■ ながさわ鍼灸治療院のブログ

ながさわ鍼灸治療院の”ながさわダイアリー ”にて
2018.05.26に投稿した記事です。

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■ 東洋医学について

現在の日本では西洋医学が主流ですし、東洋医学はまだまだ多くの方にとって疎遠で理解しずらいものなのだと思います。東洋医学は「鍼灸・漢方・導引(気功)」の3つで東洋医学といいます。東洋医学のことを少し知ってみるのはいかがですか?

■ 2018.05.26投稿記事・東洋医学について

東洋医学」は中国の伝統医学(中医学)である鍼灸・漢方・導引(気功)だけでなく、インドのアーユルヴェーダイスラムのユナニ医学などが含まれます。

日本では中国から入ってきたのちに江戸時代に日本独自に発達した鍼灸・漢方を「東洋医学」としています。漢方は法律の影響で医師と薬剤師しか処方できません。鍼灸は国家資格を有する鍼灸師がおこなっています。

中医学は、2000年以上前に中国で誕生しました。

中国は広大な土地がありますし、気候や風土もその土地ごとに違うので、地域ごとに違った病がおこっていたそうです。そのそれぞれの病に対しての治療法が探され確立されていったようです。

東側の土地は、魚を好んで食べて塩辛い味が好きだったようです。塩辛いものを摂り過ぎると「血」を傷つけると言われています。なので、東側の方は皮膚のトラブルが多かったとのこと。

西の土地は、乾燥していて気候が荒れていたようです。食べ物は肉類が多かったようで、脂肪を蓄えた人が多かった様子です。そのため内臓を病める人が多かったとのこと。

北の高地では、風と寒さが厳しかったので、乳製品を多く摂っていたようです。乳製品の過剰摂取は、身体を体内から冷やし病へと進んでしまいます。

南の土地は、温かく水分の多い土地で、酸味や醗酵食品を好んで摂取していたようです。水分が多いと多湿になり、多湿に伴った症状で困っていたようです。

中央部は平野で湿度が高くたくさんの食べ物があったようです。恵まれていたせいか、あまり労働をせず筋肉が弱く気の流れが良くなく、発熱することが多かったようです。

現在の日本も、現代に合わせた治療をしていかなくてはなりませんし、土地の特徴や季節の特徴を考え、そして、その人はどのような生活をされているか、仕事はデスクワークのような座ったままが多い状態なのか、畑仕事のような身体を動かして重いものを持ったりする状態なのか、などによって治療法を変化させて対応していかなくてはなりません。